熊谷市の訪問整体「Re:start」の大澤といいます。
整体を受けると、関節からボキボキと音が鳴ることがあります。
日常的にも疲れを感じたときに、指の関節をボキボキ鳴らして、すっきりした気分になる方もいるかもしれません。しかしながら、音を無理やり鳴らすのはあまり良くないこと。
今回は関節をボキボキと鳴らすことが、おすすめできない理由についてご紹介します。
■ボキボキ音の正体とは?
どうしてこのような音が鳴るのかというのは、所説あるものの、有力なものとして「関節包内にできた気泡が弾ける音」という説があります。
関節には、骨と骨の間に関節包というじん帯に覆われた袋があり、そこには関節液が満たされています。この関節液に陰圧が加わって気泡が発生し、弾けて音が鳴る、という仕組みです。
このボキボキ音は、体質によって鳴りやすい人・鳴りにくい人がいます。関節がよく動く若い方であれば鳴りやすく、年を取って関節をあまり動かせない方は鳴りにくい、という傾向があるようです。
■ボキボキがおすすめできない理由について
ボキボキはなぜおすすめできないのでしょうか。
音が鳴ると、「なんだか楽になったかも」と思ったことがあるかもしれません。これは「プラシーボ効果」が働いたからといえます。音が鳴るという分かりやすいサインによって、直ったかもと感じやすく、心理的にもストレスの発散につながりやすい一面があります。パフォーマンスの一つとしては決して無駄というわけではありません。
しかし、鳴らさないと直らないことはなく、無理に鳴らそうとすると関節を傷めてしまうでしょう。
首や背骨の場合は、傷つけると大事に至る神経や血管が密集しているため、音を鳴らそうとするのはとくに危険といえます。
生来から鳴りにくい方もいるので、あくまで、自然に鳴った程度に留めるのがいいです。
■まとめ
ボキボキの快感はクセになりやすいですが、整体でも日常生活でも、無理に鳴らすのは控えるようにしましょう。
なお、指の関節は日常的に鳴らすと気付かずに関節を傷つけ、修復の過程で太くなる可能性が高いです。クセになっている方は気を付けてくださいね。